それでも人生にイエスと言う

もう、ただの日記だに

日記を再開してみる

もう一回、おもむろにブログを始めてみようと思って立ち上げた。いや、正しくは日記か。 一瞬だけTumblrで再開してたんだけど、過去の記事がうまく移行できないし、アーカイブ機能が乏しいので数日でやめた。 流行りのNoteに移ろうか迷ったけど、やっぱりはてなブログにした。

なんで、唐突に日記書きたくなるんだろうか。 ただ、一つだけ確かなのは、自分の日記は読み返すと楽しいのである。 誰のためでもない、自分のための日記だ。

自分のための日記なのに、なんでわざわざパブリックな場所に書くのか?と問われると、答えるのは難しい。 美しい日記帳のDAYONEを購入しているが、そこに書くのは続かないのである。 それなりにパブリックな場所で書く緊張感がほしいのかもしれないし、心の底で、承認欲求を満たしたいという欲があるのかもしれない。けど、Twitterにシェアして知り合いに周知するほどのものでもない。

めんどくさい女だなぁと我ながら思う。

ちなみに、読み返して楽しかったり懐かしむことができるのは、あくまで幸せな日々に限ってではある。 とはいえ、そもそも辛い時にはブログを書く余裕すらないだろうし、幸いに、私は割と日々を幸せに送ってると思う。

いずれにしても毎回、タイトルをつけるのが非常に面倒なので、Tumblrのようにタイトルがなくても投稿をOKにしてほしいなぁ。

雨が振り始めたら通知してくれる機能がGoogleホームにほしかった

昨日こんなツイートをしました。

少し背景を話すと…。

まず、保育園のお迎え期限が18:00まで。そして、保育園まで自転車を使ってドア・ツー・ドアで15分ほど。なので昨日は17:40に部屋を出ました。エレベーターで駐輪場のある2Fまで降りて、自転車を車庫から出します。これまた1Fまで降りなきゃいけないので、自転車を引きながらエレベーターに乗り込み「今日は帰りはちょっと肌寒いかなー。娘ら半袖で大丈夫かなー」なんて思いながら、1Fに着くのを待ちました。そして1Fに到着してエレベーターのドアが開いて、まず飛び込んできたのは、濡れた地面。

「え!雨降ってるの!?」

すぐさまiPhoneで時間を確認すると、時刻はすでに17:45。歩きだと、どんなに早足でもドア・ツー・ドアで20分はかかる。ダメだ、絶対に間に合わない。

頭を抱えたい気持ちを抑えて、急いで駐輪場に自転車を戻し、部屋に戻る。駐輪場の時点でもう遅刻は確定していたのですが、無駄なあがきで気持ちだけ焦る私。ベビーカーに掛ける雨カバーが見つからず玄関の戸棚を引っ掻き回し、長女用の長靴と小さな傘を掴んでベビーカーの下の布棚に乱暴にしまう。いや、そうとうイライラしてました。

というのも、我が娘らの通っている保育園は期限の18時超えると30分刻みで1,500円追加徴収されるのです。うちは二人預けているので計3,000円。1分遅れただけでも3,000円。

マンションを出たときには流石に諦めモードで、せめてのんびり行こう…と思いながらも吐かずにいられなかった毒があのツイートでした。更にがっくりくるのは、保育園に近づけば近づくほど、小雨に、霧雨になっていく雨。保育園に着く頃には止んでるのです。

「これなら自転車で決行しても良かったのでは…いや!結果論。それは結果論だよ。」と自分に言い聞かせる。

また、最近家造りの関係で、毎週末、数十万の決済に対する意思決定をしているわけですよ。だから「たった3,000円のことで拘らなくてもいいじゃん」と自分を励ますんですが「しらん!それとこれとは別!」とも強く思うわけで。

そんなどうしようもないことでグズグズと考えていたのですが、そんな気持ちを晴らしてくれたのは、帰り道の娘たちの姿でした。雨が降っていないにも関わらずマイ傘を広げて、水たまりを見たら長靴であえて飛び込んで行く長女。次女も雨カバーにくるまれたベビーカーに座るのが大変気に入ったらしいご様子(雨カバーを外すとめちゃくちゃ怒る)。二人とも、本当に楽しそうだった。やっとそこで、まぁこれでよかったかな…と少しだけ救われた気持ちでした。

家にもう少しで着くという時に雨脚が少し強くなって来たときに、長女が「もう!ママも傘さしなよ!」と、まるで「なんでこんな楽しいことママはやらないの?」とでも言うような口調で言ってきたのが未だに印象に残っています。

雨を楽しむ心…か。でも、3,000円は未だに惜しいです(くどい

ちなみに掲題の内容はこれで解決できそう。

mst335.hatenablog.com

今度試してみます。

『スキップ・ビート!』44巻

スキップ・ビート! 44 (花とゆめCOMICS)

スキップ・ビート! 44 (花とゆめCOMICS)

久しぶりすぎて、前巻を読み直した。 相変わらず話が動かないなぁ…という印象。主に色恋沙汰関連ですが。

私は、きょうこが演技で道を切り開いていくのがすごく好きで、そこにカタルシスを感じてるので、せめてそこだけでも進めてほしかったー。

『凪のお暇』6巻

凪のお暇 6 (A.L.C. DX)

凪のお暇 6 (A.L.C. DX)

幸いにも私の親は毒親ではなく、とてもよい両親に育てられた幸せな身です。なので、凪のような心理状態はよくわからないのだけど、それでもラストはたぎるよね。続き読みたさに雑誌の方を買おうと思ったくらい。

男2と女1の三角関係…というか男→女←男の構図は女のロマン。女の方にあまりその気がないとなおよし(男が頑張ってる姿が萌える)。 前述の通り凪にすごい共感を抱けるわけではないんですが、昔の新條まゆ先生の漫画みたいに「え、なんでこの女で逆ハーレム状態なのwどこに魅力があるのw」と思うこともないのですよね。凪の頑張ってる姿や足掻いてる姿には好感を抱いてしまうのかもしれない。

よい少女漫画でキュンキュンさせてもらっています。

浅い感想でもアウトプットせねば次の漫画を読んではいけない。という自身で成約を作ってしまいましたので、一旦これにて。ではスキップ・ビート! 44 (花とゆめCOMICS)見てきます。

『時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』は良書だった

時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」

時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」

この本はすごくよかった。タイトルがすごく安っぽい自己啓発な感じになっているのはものすごく損してる感じがする。 時間の捻出に悩んでる人は是非読んでほしい。

特に「気を散らすもの」を撃退するレーザーの章は必見

→ジェイクがツイートを投稿する(所要時間90秒)
→その後の2時間で、ジェイクはツイートの反響を見るためにツイッターを4回覗き、そのたびタイムラインに目を走らせる。それから誰かが共有した記事を2回ほど読む(計26分)
→ジェイクのツイートが何度かリツイートされる。ゴキゲンな彼は、頭のなかで次のツイートを考え始める(このアイデアに2分、あのアイデアに2分)
→ジェイクはもう1つツイートを投稿し、サイクルがまた最初から繰り返される
小さなツイートが1日にたちまち30分のクレーターをつくってしまうのだ。

ジェイク・ナップ,ジョン・ゼラツキー. 時間術大全人生が本当に変わる「87の時間ワザ」 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1837-1843). Kindle 版.

これ、覚えないですか?私はある!めちゃめちゃある。むしろこれしかない。

初めて完全にサイト断ちしたときは、興味深い記事やコメント欄の知的なやりとりが読めないのを物足りなく思ったが、意外にも心の健康が高まるという見返りがあったそうだ。「1日40回もサイトを覗いて、スタートアップの華々しい売却話と自分の境遇を比べて落ち込んだりしなくなった」

ジェイク・ナップ,ジョン・ゼラツキー. 時間術大全人生が本当に変わる「87の時間ワザ」 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1676-1679). Kindle 版.

わかる!わかりみしかない。

これ以外にも実験的なエピソード満載でめちゃめちゃおもしろいのですが、とりあえず私がこの本を読んだあと実践していることを列挙すると

  • twitterアプリとFacebookアプリをiPhoneから削除
  • FacebookMessangerアプリの通知を切る(がバッジはつくようにする)
  • Slackアプリを2ページ目に移動。通知&バッジは切る。
  • Gmailの通知&バッジは切る

これだけで、Kindleの読書消化率がとても上がりました。 朝起きて空気を吸うようにTwitterを眺めて10分経ってたあの時間がもうない!! 素晴らしい!!

ただ、これらのアプリをなくしたことで、情報のキャッチアップが遅れたことが多々ありました。 最近で言うと

  • いつの間にZOZO、Yahoo!に売られてたの。多分1日遅れくらい。
  • いつの間に小泉進次郎氏、大臣になってたの!おそらく2日遅れくらい。
  • いつの間にイスラム国、消滅してたの!!(あ、これ今回のやつと関係ない

というご様子。ただ、そんな時にはこの本にかかれているこちらを思い出す。

そもそもニュース速報という考え自体が、「世界中で起こっていることをいますぐ知るべき」という、強力な神話のうえに成り立っている。賢明な人や責任ある人、大人はニュースを見るものと決まっている。
そうだろう?

僕らもあなたに伝えたい緊急ニュースがある──「ニュースを毎日見る必要はない」。

本当の緊急ニュースならしぜんと耳に入るし、それ以外は緊急でないニュースや、どうでもいいニュースだ。具体的に説明しよう。
今日の新聞か、よく見るニュースサイトを開き、主要ニュースの見出しを一つひとつ批判的に検討してみてほしい。この見出しは自分が今日下す決定と関係があるか?ここに並んだ見出しのうち、明日、来週、来月にまだ意味があるものは果たしていくつあるか?

ジェイク・ナップ,ジョン・ゼラツキー. 時間術大全人生が本当に変わる「87の時間ワザ」 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1705-1712). Kindle 版.

ほんそれ。ほんそれしかない。

というわけで、レーザーの章はマジでホント一読の価値ありなのです。

他、私なりに試していることは

  • 集中できる午前中には極力MTGを入れない。この本で言うとハイライトの時間に当てる。
  • 集中力が欠けるのを見越して、ルーティンタスクやMTGは午後に入れる。
  • 集中ができなくなってきたなーと思ったら、思い切って掃除をするなどして気分転換をする。5分くらいで完結することをやる。身体を動かすのがよい。
  • 金曜日などは自分プロジェクト(アプリ開発)に当てるため、対外的には「稼働しない宣言」をしておく。

とかですかね。フリーランスならではの働き方かなとは思います。 現状は子育て業務があり、また家事の比重も大きいのでいろいろ工夫しながら、時間を捻出していきたいと思います。

捻出した時間は何に使うかというと…今のところは読書とかアウトプットかなぁ。 この本の巻末のおすすめ図書も全部面白そう。

あと、カフェインナップの効果とか裏付けされてて嬉しかった。院生時代に感じてたあの効果は間違いじゃなかったんだと。

satomikoma.hatenablog.com

ここでは恐怖体験になっていますがね。とにかく

大事なことだからもう一度言おう。
疲れを感じてからでは遅い。
いつもエネルギーが急低下する時間帯がいつなのかを調べ(昼食後という人が多い)、その30分前にコーヒー(または好きなカフェイン入り飲料)を飲もう。

ジェイク・ナップ,ジョン・ゼラツキー. 時間術大全人生が本当に変わる「87の時間ワザ」 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2896-2899). Kindle 版.

です。

映画『彼女がその名を知らない鳥たち』感想

youtu.be

王様のブランチかなんかで「登場人物、みんな嫌なやつなのに、最後めちゃくちゃ泣いてしまう」っていう前評判を聞いてずっと気になってた作品。Netfixで配信してたので見た。

製作者の期待どおり、泣かせて頂いたけど、まぁ嗚咽を漏らすほどじゃない(嗚咽漏らすほど泣いてまうのは私にとっては「仄暗い水の底から」のラストエピソードが鉄板)。あと感動して泣いたわけじゃなくて、こういう報われない系が単純に今の私にとっては辛かったっていうのがある。なんでこんな貧乏くじひかにゃならんのよ…。可哀想過ぎる。これって愛?か?

こういう観点で泣いちゃうあたりが歳をとった感半端ない。

登場人物共感ゼロ!ってのがウリっぽかったけど、十和子の気持ちはまぁわからんでもない…というか友人にこういうタイプいたよなぁ…と思い返す。なので、この登場人物のような人たちが確かにいるとは理解できるし、いてもその存在は割と許しちゃいますかね。巻き込まれたくはないけど。

ちなみに陣治と十和子のスイートアパートはとても散らかってたけど、あれは完全にその場で作られた散らかり様だなって気づいてしまった。 あんな散らかり様なのに、キッチンに油汚れがないのですよね(完全主婦目線)

この蒼井優がいまや、山ちゃんの奥様とは……。

彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)

彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)

すでにネタバレちゃってるわけだけど、本も読んでみたいかも。

「嫌われる勇気」ってアドラー心理学の本だったの!?

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

すごい今更なんだけど読んだ。キャッチーなタイトル過ぎてむしろ嫌煙してた。

私は大学で心理学を先行していたけど、専攻は認知心理学だったので、実は「アドラー心理学」自体をしっかり学んだのは今回が初めて。 対話形式なのですごく読みやすかった。ソフィーの世界といい、こういう哲学的な話は対話形式の方が理解を促しやすいのかもしれないな。

アドラー心理学に対する自身のリアクションは「そうそう。ほんとそれ!」みたいな感じで、はじめからほとんど同意してた。 いつも考えていたことをまさに言語化してもらった気分さえしている。

例えば、

たとえば、金銭絡みの怨恨によって殺人を犯したとする。これだって当人にとっては「しかるべき理由」あってのことであり、言葉を変えるなら「善」の遂行なのです。もちろん道徳的な意味での善ではなく、「自分のためになる」という意味での善、ですが。

岸見 一郎,古賀 史健. 嫌われる勇気 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.524-527). Kindle 版.

つまり価値とは、社会的な文脈の上で成立しているものなのです。1ドル紙幣に与えられた価値は、ひとつのコモンセンス(共通感覚)ではあっても、客観としての価値ではない。印刷物としての原価を考えるなら、とても1ドル分の価値はない。

岸見 一郎,古賀 史健. 嫌われる勇気 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.918-921). Kindle 版.

われわれは「他者の期待を満たすために生きているのではない」

岸見 一郎,古賀 史健. 嫌われる勇気 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1664-1665). Kindle 版.

相手が自分のことをどう思おうと、好いてくれようと嫌っていようと、それは相手の課題であって、自分の課題ではない。

岸見 一郎,古賀 史健. 嫌われる勇気 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1842-1843). Kindle 版.

わたしが関係修復の「決心」をするにあたって、父がどんなライフスタイルを持っているか、わたしのことをどう思っているか、わたしのアプローチに対してどんな態度をとってくるかなど、ひとつも関係なかったのです。たとえ向こうに関係修復の意思がなくても一向にかまわない。問題はわたしが決心するかどうかであって、対人関係のカードは常に「わたし」が握っていたのです。

岸見 一郎,古賀 史健. 嫌われる勇気 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2128-2132). Kindle 版.

自己肯定とは、できもしないのに「わたしはできる」「わたしは強い」と、自らに暗示をかけることです。これは優越コンプレックスにも結びつく発想であり、自らに嘘をつく生き方であるともいえます。一方の自己受容とは、仮にできないのだとしたら、その「できない自分」をありのままに受け入れ、できるようになるべく、前に進んでいくことです。自らに嘘をつくものではありません。

岸見 一郎,古賀 史健. 嫌われる勇気 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2876-2879). Kindle 版.

とかとか。

私はどう捉えていたのか?というと、

人は主観の世界から逃れることはできない。目の前にある全ての事象は主観というフィルターで覆われた世界である。 それを念頭に置くと、他者の気持ちなどわかるはずないことを理解する。他者の気持ちが分かった気になっているだけで、自分の思い込みである。さらに、その思い込みは自分にとって都合の良い解釈になっている場合がほとんどである。しかし、それで良いのである。重要なのはその考えを反芻し、忘れない事である。

上の事が前提事項になると、自分が起こした行動に対しての結果として相手から見返りを求めるようなことはしなくなる。相手が望んでいるかどうかも分からないのだから、あくまで「自分がしたいからやった」で自己完結できるようなる。 おそらく、あらゆる自己の行動は、潜在的には合理的な判断に基づく行為であり自分本位な行為なのだから。 (そういう意味で「あなたのためを思って〜〜〜」という言い回しは好きではない。そんなことはありえないからだ。)

究極的には、ありとあらゆる判断は自分の利益のために下される判断だと思っている。だからこそ、自分が意思決定したことで起こった事象に対しての責任(まさにタイトルにちなむとすれば「嫌われること」など)自体は自分が請け負う覚悟をもつ(他責にしないこと)必要がでてくる。

みたいな感じでずっと自分の人生観を捉えていたので、ほぼ納得でした。もっと早めにアドラー読んどけばよかった。

いまいち共感できなかったのは、「他者への貢献」の意味。かな。

あなたがどんな刹那を送っていようと、たとえあなたを嫌う人がいようと、「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない。

岸見 一郎,古賀 史健. 嫌われる勇気 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.3593-3596). Kindle 版.

「他者への貢献」という導きの星に則って行動しつつ、自分を嫌う人は切り捨てろ(貢献するな)。って矛盾がある気がしてて違和感があった。 ただ「他者への貢献」も自己満足でよい。という前提も書かれているので、矛盾はないのかもしれない。ただ、「他者への貢献」っていう字面から博愛的なニュアンスを感じてしまうから、違和感を感じてしまうのかもしれん。

もう少し他のアドラー書籍読んでみます。