それでも人生にイエスと言う

もう、ただの日記だに

【映画】鼻ホジしながら見るのにぴったりのゾンビ映画『ハウス・オブ・ザ・デッド』

これはひどい!というタグが見事にピッタリの『ハウス・オブ・ザ・デッド』 夫が朝からお出かけ、子がすやすや。ということて、休日の8時半から見始めました。プリキュアを差し置いて。

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突っ込みどころがありすぎて、正直、何から言えばいいのかわからないんですが。本当ならこういう場合って箇条書きで書いてくんですけど、いや、なんていうか、それすらはばかられるというか。 こんなひどいゾンビ映画観たの何年ぶりだろ。という感じ。ってか、もはやゾンビ映画じゃないよなー。ゾンビが出てくるB級アクションというか。いや、それも適切で無い。表現が難しい。というか何がぴったりか考えることも(ry

ゾンビ映画と考えなければところどころで面白い(?)ところもあって、「なんでこの撮影方法すんの?グルグルカメラワークなの。スロー再生なの」とか「なんであんた単身乗り込んでくの?」とか「なんで腐乱ゾンビなのに、血が鮮血なの?」とか一人でツッコミしてて疲れました。

あ、ツッコミしないって言ったのについ…。ってか、もっとあるんです。本当にもっとあるんですけど、ひとつひとつ思い出して書くのも(ry。

気合入れて見ると間違いなく後悔しするので、スマホゲームとかしながらテキトーに見てください。私は顔マッサージと軽いエクササイズしながら見てました。

タイトルの『ハウス・オブ・ザ・デッド』って、なんで『ハウス』なんだろ。と思ってたんだけど、ゲームから由来してんのね。ハウス・ミュージックを流してるから。ってことだと思ってたわ。

これ…ひょっとして昔ゲーセンでやったことあるかも。これかー!!!(すぐに人を打ってしまってゲームオーバーした。)

【映画】2倍速ゾンビ『デイ・オブ・ザ・デッド』を観た

一度レンタルして観たことがあったんだけど、huluで配信されてるので、久しぶりにどうしても見たくなった。2回目。

つーか、このCM動画自体が面白いわ。人物紹介の所、「マライヤ・キャリーの新郎」とか『ミッション・インポッシブル』シリーズ。とかw雑www

このゾンビはロメロゾンビとは違って、非常にアグレッシブなゾンビ。最近のゾンビ映画に多い、走るゾンビなんだけど、なんつーか全体的に馬鹿っぽいのがいい。

  • 死体のふりをするゾンビ
  • 天井を高速はいはいするゾンビ
  • 窓開けるのめんどくさいから、窓に体当たりしてぶち破るゾンビ。
  • 生前、菜食主義者だったから、人肉食わないゾンビ
  • マシンガンを撃つゾンビ
  • とったどー!って首を高く掲げるゾンビ

あと、基本的に食うスピード早い。瞬殺。 ゾンビウイルス感染して発症してから腐食のスピードが早いんだけど、そのためか、相当体がもろくなってて火に圧倒的に弱い。一瞬で骨まで灰になる(なのに、なんで2階から飛び降りて着地できるのか…)。

とにかく、なんでも2倍速してる気がする。なので、途中ダレることなく、その疾走感で最後まで見きることができます。割りとお気に入りなゾンビ映画です。

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【映画】優等生的SF映画『オブリビオン』を観た

久しぶりにザ・SF映画を観ました。

荒廃した地球、侵略する異星人、身体にフィットした装飾の少ない衣装、クローン技術、冬眠カプセル、ドローン、渓谷での飛行カーチェイス、隠されていた真実。そして最後のオチ。

SFのありとあらゆるネタをちりばめられているんですね。でも、とてもキレイにまとまってる映画です。

とりわけ心踊るシーンとかはないんですけど、勢い任せで作った雑さも感じられなくて、すごく丁寧に世界観が築き上げられているのでSFの世界に浸りたい方にはぴったりかと。

あ!一つだけびっくりしたシーンがありました。彼女が撃たれたシーンです。あれ、撃たれる意味あったのかなぁ。

エルサは建築学の知識がハンパねーなと『Let it go』で城を構築していくシーン見るといつも思う

先日「アナ雪」を見た。通算3回目。初回見た時と、相変わらず感想は変わらないんだけど、あらためて気付いたことがある。

何気なく見てるけど、この氷の城を作っていくシーン、実はすごいことをやっていると思う。

エルサの魔法の力はおそらく「氷を生み出す能力」だけで「イメージを形にする能力」ではないわけだ。つまり、氷で城を作るためには、生み出したい城の構造を理解している必要があるわけなんだよなぁ。

人間にとって登りやすい階段を作るための、最適な高さと、幅と、氷の厚みはどれほどか。 2階を支えるために必要な柱の数と太さと…といったような知識ね。

エルサは部屋にこもりながら、何度も何度もこんな城が欲しいって想像して、相当勉強したんだろうなぁ…。

と、ファンタジーの世界にそーとー野暮なツッコミをしてみる。


ちなみに、こういったことを考えてしまうのは、天晴!カッポーレという漫画のこのシーンのせいだ。

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科学者の理想郷である「素材空間」は、意思に反応して具現化される世界なんだけど、その意思(つまり知識)に原理&ロジックがなければ、ただの絵に過ぎない。って説明。なるほどなーと、当時ものすごく納得した覚えがある。なんでも想像したものを具現化できる世界があっても、中身を理解してなかったら所詮は見せかけのペラッペラなものしかできないんだなぁって。

この漫画、全然面白く無いんだけど、何故か昔、実家にあって読んだことがあった。 今は絶版マンガ図書館で、だれでも無料で読めます。んで、上のシーンは2巻の最終話。

でも、本当に面白く無いので読む必要はない。漫画家としての画力は相当高いんだけどなぁ。

【音楽】映画よりも主題歌の方がお気に入り-マイケル・スタイプのソロ曲「ハピネス」

先日、音楽ファイルを整理したりしてたら急に聴きたくなったHappiness。

動画の通りトッド・ソロンズの映画「ハピネス」の主題歌で、エンドロールで流れる。この映画を高校時代の友人が絶賛してたので興味をもって、試しに観てみたら、映画よりも歌の方に興味が向いてしまったのだ。この曲は劇中でも使われている。さえないシンガーソングライター(女)がフォークソングチックにこの歌をヘタクソにギターで弾き語りするというシーンだ。それと同じ曲が締めでポップ且つ渋い声で歌われるのである。安っぽいサウンドで適当な感じなんだけど、それがたまらない。

この曲のCDが欲しくて、まだネット検索に不慣れな当時、断片的なキーワードを片っ端から検索してたどり着いた情報は、“歌っているのが、R.E.Mのマイケル・スタイプ”ということと“放映時の映画のパンフレットに数百枚限定で、この曲が収録されている8インチCDが付属していた”ということだけだった。(スタイプがゲイだというどうでもいい情報も合わせてゲットしたが…)

映画の日本での放映は1999年。私が、初めて観たのは翌年のレンタルだったので、パンフレットの入手は困難。でも諦めきれない私は、いろんなルートで手を回して、友人から音源をもらう事ができたんだんだよなー。今やこうしてYouTubeで聴けるのねぇ。

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ハピネスはいわゆる群像劇系の映画ってやつで、当時結構流行ってたジャンルだと思う。アメリカン・ビューティーマグノリアと比較されることが多いけど、ハピネスはまぁ、コメディ寄りなんだろうなー。すっごいシニカルがネタ満載で時々痛すぎて笑えないんだけど(内容あんまり覚えてない)。今、観たら印象はちょっと違うのかもしれないなー。映画自体は、改めてレンタルして見るほどじゃないし、Huluで放映してくれないんだろうか。まぁ、こんなマニアックな映画は無理か。

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【映画】ヒッチコックの「サイコ」を観てみたけどイミフでした

ヒッチコックのサイコがhuluで配信されてたので、ホラー好きを称するなら、こういった古典作品でも観ておかねばなるまい。と観てみた。

まず冒頭のホテルの外側から室内にズームしていく所で、ブレがあるなぁと気づいてしまった。おそらく当時の機材の問題だからしょうがないんだけど。でも、ちょこっとそこで気分が萎えてしまった。

きれいな女優さんだなぁ…と思って観てたんだけど、実は、当初、この主人公(?)マリオンが何をしでかしたのか気づいてなかった(汗)。だから、なんでこの警官やたらに勘ぐるんだよ。とかイライラした。まぁ、結局この警官はただ不安を煽るだけで、その後の話には絡まなくなるのだけど。

そして、例の有名なシーン、シャワーカーテン越しに包丁を持った人影から呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーんした犯人に襲われて、このマリオンはあっさり中盤で死にます。マリオンが盗んだ4万ドルにやたらフォーカスしたカメラワークだったから、その4万ドルが何か鍵を握るのか!!?って思ってたのに、犯人には全く気づかれることなく、一緒に沼の底に沈められてしまう…という。え!?マジで?って思ったよね。

少しネタバレますが「サイコ」という題名から推測できる通り、犯人は精神異常者なのね(精神異常とという言い方が正しいかはわからん)。まぁ、多重人格とも言えなくはないけど、こういう症例は病名が付くのかよくわかんない。

精神科医によればね、殺したのは母親の人格っていう設定のはずなのよ。女性に惹かれると、嫉妬した母親の人格が現れて怒って殺してしまう。と精神科医は言う。なのに、そのことを詳細に自供したのも母親(の人格)なんですよ。そして、最後のモノローグで「私(母親)のせいにはさせないよ。殺したのはあんた(息子)だからね」的なことを言うのね。もうわかんない。

この違和感すごく説明しづらいんだけど、ちょっとがんばってみる。まず、自供しているのは母親人格のはず。その母親が「母親人格が相手を殺してしまう。」と説明してるってことになるの。つまり、「私が殺した」って自供をしてるはずなのに、最後は「私(母親)のせいにすんな」って怒ってるのよ。矛盾してない??

犯人の自供に何か嘘が入ってるのかしら…。それとも、精神科医の解釈に誤りがあるのか?とか妙な疑問に苛まされて、ちょっとモヤモヤしてる。

正直、映画としては微妙かな…。普通、古典作品って割りと今観ても楽しいって思うことが多いんだけど、これはちょっとよくわからない。

こういう時、たいてい他の人のレビューを観たりするんだけど、この辺りのレビューが興味深かった。

ふむ、この方のレビューを見ると、私のこの所感はまさにヒッチコックの狙いどおり。ということになるんだろうか。くそう、してやられたぜ。

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あと、こういう古典作品に触れるときには、その時代の背景を理解してないとちょっとダメだな。4万ドルがピンとこないんだもの。

【映画】後味悪いと噂の韓国映画「オールドボーイ」を観たんだけど、それほどでもなかった

huluで、オールド・ボーイを観た。ネタバレ含みます。

hulu内での作品解説文が

2004年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞!衝撃の大ヒットバイオレンス・アクション!!平凡な男が理由も無く十五年も謎の者に監禁され、そして意味なく釈放されるが復讐の道を歩んだ所もっと無残で残虐な目に合ってしまう。

とのことで、しかもR15指定。バイオレンス・アクションって言うから「殺し屋1」とか「キル・ビル」「アウトレイジ」的なグロテスクシーン満載なのかと思ったんだけどそうでもなかった。ちなみに、私はグロ描写は好きだけど、動画による拷問シーンは苦手な方なので少しホッとした。

無残で残虐な目っていうけど、肉体的ダメージより、どちらかというと精神的ダメージ。話の展開として、2転、3転する感じで、すごくテンポよく進むから飽きずに見れた。面白かった。

監禁した側にとって、主人公の15年の時間を奪うことに意味はなくて、解放されたされた後の5日間を作り出すために、15年の歳月が必要だっただけなんだね。

ただ、これって主人公を15年監禁した側(つまり主人公視点では標的)の完全な逆恨みなんだよね。そりゃ、噂振りまいた主人公にも問題はあろうが、そもそもお前たちの行動がどうよ!?とか思った。けど、最後のシーンを見る限りではそれなりに葛藤や後悔があったんだろうなと少しは理解した。

後味悪いとよく聞くので、どんなもんかと思って観たけど、私の中で後味悪い映画ナンバー1は、未だに「ミスト」です。

ちなみに、グロ耐性が私は高いために「そんなでもない」とか言ってますが、それなりに痛いシーンは出てきます。なのでご注意を。

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