それでも人生にイエスと言う

もう、ただの日記だに

私だけの青い空

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自転車で学校まで出かけたけれど、もう気分のうきうきが止まらなかった。 絶対、私の前世は鳥だと思う。しかもアイルランドの鳥ね。

本州ではまだ梅雨なのかな? 最近こちらはもうお天気続き。 初夏特有の高い高い空が広がる。 あぁ、空ってこんなに高かったんだ。感動する。

しかし、天気がいいと世界ががらりと変わって見えるよね。 そんな時、心理学をやってるからか、こんなことをフト考えた。

皆が見てる、この同じ風景を、全く同じように私達は見ているのか? 答えは否。 全部が全部、それぞれ違うんだよね。

それは、同じ空を見て、人が同じように感動できるのか。という感受性的な問題でもあるけど、 実はそれは、もっと根本の問題だったりする。

ある風景、たとえば空だとすると、人が受容できる光の量だったり、色彩成分とかは全く同一だろうけど、私達はその情報を元に脳でその風景を見ている。 その風景だと認知して空として再構成して“見て”いるのは、脳なんだよね。

だから、脳の構造が違えば、同じ風景が全く違って見えるんじゃないかな?

たとえば、色弱の人には、どうこの風景は見えるんだろう? 同じ色に見えてるのかな? 暗い部屋から急に外に出てきた人にとってはどうだろう? まぶしすぎて痛いかな? いつも青空の下で生活してた人にはどうだろう? もう日常的で見慣れてしまっている? 一年の大半を曇り空で覆われて空がほとんど見えない雪国の人にとってはどうだろう? その世界は新鮮でより美しいのだろうか?

そんな風に考えると、ちょっとドキドキしてしまう。 だって、この空は私だけのものなんだよ? 今、見てるこの空は私にしか見えないんだ。って。 今まで、つらいことも楽しいことも、いろんなことを経験してその培った私でしか感じ取れないものが、今見えてるこの空なんだ。 って考えると、なんだかうれしくなってくる。 空一つでココまで元気になれるなんて安い女だわw

…そんなノー天気な事を考えながら空に見とれて自転車こいでたら、思いっきり車に轢かれそうになった私でしたw