動的生成の…というかWordPressのメリット
少し前まで、RSSリーダーBloglinesのチェックが全然できてなくて、未読feedが2045なんてとんでもない数字をだしてたんですが、この前、まとめて処理しました(もちろん全部読んでない)。その時、はてな系統の未読フィードが溜まっていて、はてなブログ系専用のfeedフォルダを一気に開いたら、524feedもあったらしくブラウザが落ちてしまい、全然チェックできずに終わったのでした…。
その中にARTIFACT@ハテナ系もあって 更新をチェックできず知るのに遅くなりましたが、ARTIFACT-人工事実-の加野瀬さんがWordPressを導入していました。
ARTIFACT-人工事実-:動的生成のブログツールの魅力で、動的生成の魅力について紹介してくれてます。
動的生成の魅力って、静的生成のツールを使ったあとだと余計に感動してしまいます。私もWordPressを使い始めてテンプレの反映には感動しました。何しろ、私は頻繁にテンプレート変更する人だったので(笑)細かい微調整とかにこだわっていると、本当に時間がかかるんですよね。修正するたびに「再構築」ですから…。その時は、むしろコンテンツが少ない自分に感謝したのも事実w
WordPressに切り替えて感じたのは、カスタマイズの簡単さですかね。
画像をかっこよく表示するのに、よくLightBoxというスクリプトが使われますが、この表示をMovableTypeで可能にするにはそれはもういろんなことを設定しなくてはいけない。(その方法をわざわざ晒すのもなんなので、探してください)。だけど、WordPressの場合はWP lightbox JSをプラグインフォルダにつっこんで有効化すれば、あとは自動的に rel="lightbox" がimgタグに組み込まれるのです。あと、プラグインの量もとても多いです。
と、他にもいろいろあるのですが、WordPressの特筆すべき点は共同運営ブログに非常に向いている…ということなのです。
WordPressで共同運営ブログ
私はこことは、別件で仲間内で共同ブログのオーナーをしていますが、それもWordPressを使っています。
以前はLivedoorブログを使っていたんです。Livedoorブログだとオーナーとゲスト筆者の権限が違っていたので、管理の点でお互いの記事を誤って消すという心配がなかったんです。が、やはり所詮は無料ブログ(それともLivedoorだから?)。重い上に、いろいろ限界があります。やはり無料ブログじゃなくて、普通のサーバーインストール型で共同ブログ運営をしようといろいろ探しました。
MovableType…これは共同ブログ機能もついていて、筆者ごとで細かい権限が設定できますが、1ユーザーが増えるごとに非常に高いライセンス料金が必要になってきます。うちの仲間は30人以上いるので、とてもじゃないけどMovableTypeは使えませんでした。単純計算したら、軽く10万以上いくんじゃないでしょうか? で、MySLQ+phpが使えるサーバーなら…ということで恐る恐るWordPressを使い始めたんです。WordPressも筆者ごとで細かい権限が設定できるのです。
使い始めてわかったのですが、WordPressは本当に共同ブログ向きでした。
WordPressが動的生成であるために、各筆者が、それぞれ投稿するたび再構築をしなくてもすむ。それに、筆者が記事を消したい場合は、即座に反映される。静的生成の場合(この場合MovableType)は、一回記事をUPするとHTMLファイルが作られてしまうんですよね。だから、データベース上では消えてても、HTMLファイル自体は、サーバー管理者がいろいろ修正しなくてはいけない。 (注:ただしMovableTypeは記事管理画面で、記事を消すと同時にHTMLファイルも消してくれるというカスタマイズをすることも可能。)それとほとんど同じですが、画像データの消去が管理画面からできる。これは非常に大きなメリットです
誤ってUPしてしまったファイルなどが、溜まっていかないのは助かります。MovableTypeだと、個人で管理してても、こまめにサーバーチェックしないと、意外と無駄ファイルが出来上がってるときあるので…(それは、私がカスタマイズをしすぎだということもあるのだけれど;汗)
またこれはO-tanさんが見つけてきてくれたんですが、Role Managerで、かなり詳細に筆者ごとに管理権限を設定できます。
筆者ごとにGravatarアイコンを登録してもらって、筆者の記事と一目みてわかるようにアイコンを表示させたり表現の幅も非常に大きい。
ほかにもいろいろあったけれど、なんか長くなってきたので、ここら辺でやめます☆
全体としてまとめると、管理利便性の点ではMovableTypeよりもWordPressの方が便利だと思います。やはり、記事をUpするたびに再構築とかに時間がかかるのは、管理者のモチベーションを下げる感じがします。短めの記事UPしたくても、そのためにわざわざ1ページつくるかと思うと、躊躇しますものね。
一言で言うなら、WordPressでの管理は非常に楽。MovableTypeでの管理( ゚Д゚)マンドクセー
ただ、アクセス数が増えてたり、データベースを参照する部分が多いと、サーバーに負荷がかかりWordPressは確かに表示にちょっともたつきがあります。たしかに、長文ページは静的ファイルの方がいいのかもしれません………がやはりMovableTypeの操作ってなんか面倒なのです(汗)
余談ですがWisdump:Top 10 Web 2.0 Losersでは、SixApartがWEB2.0の負け組みと称されています。SixApartは、今年からVOXなどのSNSサービスも始めてますが、私はあまり面白いと感じませんでした。SNSはmixiで十分