それでも人生にイエスと言う

もう、ただの日記だに

リポビタンDを飲んでから床に就くのはやめたほうがいい

最近、どうも身体に疲れがたまっており、調子が悪い。先日もマッサージに行ったり、ヨガを復活したり、お風呂に浸かったり…といろいろ試してはいるが一向によくなる気配がない。

そんな中、リポビタンD50本がAmazonから届いたので、寝る前ではあったが、早速飲んだ。院生時代、徹夜でレポートを仕上げる。といった状況の時に、リポDを飲んだ後に寝ると睡眠2時間でも、すぐに起きて活動ができる。そして、その時、身体は十分睡眠をとったような感覚がある。という経験があり、リポDの回復効果に期待を寄せていたんだと思う。

そしてその夜、恐ろしい事が起こった。

その夜の寝つきは悪くなかった。本(Kindle端末)を読んでいたが、途中放り投げたいほどの眠気が襲って、いつのまにか寝てたらしい。気づけば私は身体を横にする感じで寝ていた。

まだ外は暗かった。けど遠くで鳥のさえずりが聞こえた。何時頃だろう…と窓側に身体を向けようとしたが、身体がビクともしない。

ああ、これ金縛りが起こってる。と理解した。

金縛りはオカルト事象ではないということは理解しているものの、あれは本当に気味が悪い現象だ。自分の意識と身体が結びつかないのである。その後、ひどい耳鳴りがして、身体がますます硬直していくのが分かる。

私はなぜかこういう時、抗ってしまう。全力でブンブン頭を動かそうと脳から指令を送り「うおおおおお」と叫ぶ事を試みた。が、身体はうんともすんとも言わない。声も出ていないようだ。

しばらくすると、硬直が治ってきたので、そろりそろりと仰向けになるように身体を倒して天井を向いた瞬間、驚いた事にまたここで金縛りが起こった。

まさか連続?マジかよ。

そこでまた無駄な抵抗をする私。金縛りを起こすまいと、布団の下で無駄に手を動かしもがくのだけど、なんと手を動かす部分に布団の存在が感じられない。まるで誰かに手の部分が空くようにテント上に布団を上に引っ張られているようだ。(後で理解したのだが、実際は手は全く動いていなかった。ただの妄想だったらしい)

それもようやくおさまり、変に緊張したため暑くなったので、手を布団から出して、片手を上にあげながら寝ようとしたら…また、それが起こった。耳鳴りとしびれの後、身体が硬直する。3度目である。一体どういうことなんだ。

金縛りがオカルト事象でないと分かっていても、ここまで立て続けに起こると流石に怖くなる。オカルトネタを好んで取り込む私である。数々のオカルト逸話を思い出し「何か恐ろしいモノがいるのでは」という考えがよぎらずにはいられなかった。

ああ、恐ろしい。ああ、恐ろしい。その戸口に幽霊がいるかもしれない。目を開けたら、すぐ目の前に恐ろしい顔があるのかもしれない。暑いから足を布団から出したいけど足を出したら、足を掴まれるかもしれない。怖い。怖い。

恐怖に包まれながらも、それでも、いつの間にか眠りに落ち、そしてその朝とてつもない倦怠感とともに目覚めた。まだあの時の恐怖から立ち直れてはいなかったけど、いつもと変わらない朝であることは間違いない。幽霊などもちろんいない。

この一連は、リポDによって引き起こされたんだと推測するしかないが、にしても、どういう状態だったのだろう。脳は覚醒してるのに、身体がついていかない状態だったのだろうか。だとしたら、あのいかにも危機一髪身体を動かすぜーな「ファイト一発」のCMは間違いだ。身体はまったく動いてくれなかったもの。

院生時代は、身体が若く、あの当時の感覚はただの錯覚なんだろう。とにもかくにも、この年になってからは、就寝前にリポDを飲むべきではない。と学んだのであった。

大正製薬 リポビタンD 100ml×50本 【指定医薬部外品】

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