それでも人生にイエスと言う

もう、ただの日記だに

永く付き合えるWEBアドレス選び

WEBサイトを立ち上げようと試みた時、まず始めに決めなくてはいけないこと。それはWEBサイトのアドレスだと思います。このアドレスは一回決めてしまうと、簡単には変えられません。だからこそ決めるときには慎重になります。

私はこういった一回決めたらもう変えることのできない名前を考えるのに非常に時間がかかります。RPGを始めるときも、主人公の名前を決められなくて、そもそも冒険が始まらないということもありました(苦笑)

と、そんな私ですが、過去に、ID決定などを迫られた経験を元に、IDやアドレス、また最近は、特に独自ドメインで新しいサイトを開く人も多いと思うので、独自ドメインアドレスを選ぶポイントみたいなものを考えてみます。

サイトアドレスは無作為数字ID(登録者番号ID)で決定

これは、mixiなどが一番よい例かもしれません。この場合アドレスを気にする必要なんてまったくなし…というか数字にこだわること自体が無意味です。このタイプは、サービス開始前にWEBサイト(ブログ)のタイトルや投稿者のニックネームの決定が求められますが、それらはたいてい変更可能な項目となっています。数字IDアドレスだと、基本的にあんまり気にしなくてもいいんですよね。

契約サーバー名+任意ID[半角アルファベット数字]で決定

方向性を模索ながらごった煮雑多な感じで始める

何をやるのか…といった具体的な方針を決めてない場合は、WEBサイト(orブログ)タイトルありきのサイトアドレスではなくて、自分ありきのサイトアドレスの方がよいと思います。そう、ずばりHN関連の固定名にせよ!ということです。長い目で見た場合は、このほうがよいでしょう。

特定のジャンルや情報配信を目的として始める

ブログの方向性が決まってるなら、迷うことなくコンテンツ重視のID名にする事をお勧めします。より具体的なID名にした方がSEO対策的にもよいかもしれない。ある分野に特化したニュースブログ、サイトとかこういう趣向で多い

と、無料サーバーのID決めについて少しだけ触れてみたけれど、永く続けたいなら、断然、独自ドメインをお勧めします。ただ、独自ドメインの場合は、契約時にいくらかお金を払うので、その悩みも倍増だと思います。

独自ドメインを取得して、WEBサイトを立ち上げる場合

独自ドメインを取得するときには、コンテンツに絡めた名前にしたい。とかいろいろあるとは思いますが、それよりもめずらしい…唯一似無のアドレスということにつきます。希望の独自ドメインが取得できた時点でそれは唯一似無なのでは?と思うかもですが、そういう意味ではなくて、まず誰も考え付かないアドレスにしよう。ということです。

そのためには、そう、造語を作ればいいのです。

でも、そんな簡単に真新しい造語なんて考えつかないよ…という方のためにWeb 2.0 Company Name Generatorがあります。WEB2.0っぽい造語つづりを自動的に算出。その後に、[Check Availability!]ボタンを押せば、そのドメインが利用可能かのチェックもできるという便利なサイトです。ただ、URLってのは、ネット上の自分の住所みたいなものなのだから、自分でいろいろ考えて決めた方がいいとは思いますが。

milkrepes.comという名前

私の場合、[milkrepes]というドメイン名なんですが、実はコレそれなりに由来があったりします。 私の趣味の範囲は狭く浅くだったので、もし、何らかの情報を発信するとしても、発信される情報に統一感のないサイトになることが確実でした。そういう特定の方向性を持っていないWEBサイトの場合は、抽象的な名前にした方が無難であるということはわかっていたので、どうせなら自分のHN名に関連した名前にしようと思ったのです。でもって、何を血迷ったか、女の子らしい名前にしよう!と決意し、ふと「ミル・クレープ」という洋菓子の名を思いつきました。これはかわいい!と思ったものの、正式スペルは[Mille Crepes]…うーん、かわいくねぇな…どうせなら当て字でいいんじゃん?と「milkrepes」という造語を作ったのでした。そう、うちは日本語読みだと「ミルクレープ」なんですよ。

独自ドメインを珍しい名前にしたメリット

私のHNである「milky」はかなりありきたりな名前なんですが、もうこのHNにしてから何年も経つので、愛着があって、複数サイトを立ち上げてるときも、プライベートな交流でも、必ず「milky」を使ってしまいます。もう、「milky」じゃないと落ち着かなくなってしまったんですよね。でも、milkyなんてありきたりなHNの方は本当に多くいます。

Yahoo!IDなど、メジャーなサービスに登録しようとするとき、HN「milky」単独でIDが採れることはまずありません。たいてい、『milky+数字』にしてくれと、数字との組み合わせが必須になります。パスワードじゃあるまいし…数字と組み合わせるなんて!!

ところが[milkrepes]だと、たいていのWEBサービスは[milkrepes]として、全く無装飾でIDが採れるのですよね。 あら!! すばらしい統一感じゃないの!(自サイトのコンテンツは統一感がないが…)

自分語りが長くなりましたが、結局、言いたい事は、

唯一似無のアドレスにすると、他のID登録に応用ができる!!!

ということです。flickryoutubedel.icio.us などの自分のWEBサイトと連動するようなサービスが多く増えましたが、そのようなサービスを利用するときに、自分のアドレスと同じIDで登録することが、自分のネット上アイデンティティを維持するための代替策となりうるんじゃないのかしら。少なくとも、自分のHN+当て数字よりは納得いくのでは?…元々、HNが珍しい名前の方は問題ないとは思うのですが。[*ただし、完全な造語は、開設初期はSEO的にはあまりよくないかもしれません。しかし、アクセス数が上がったときには、逆に造語であることが、そのWEBサイトのアイデンティティを高めることになるのでは?と思うのです(例)GIGAZINEとか]

もっと早くにgTLDの意味を知っていれば…[.com]なんて付けなかった

普通、一般の方が独自ドメインを採る際にはgTLD(generic Top Lebel Domain)になると思います。いわゆる、.com とか .org とか .net とかですね。

私はネット暦浅くて、ドメイン名を決めるときに、まったく気にも留めずにありきたりーーーな「.com」を選んだのですが、今更ながら、このgTLDに「.com」を選んだことに後悔しています。Japan Network Information Centerを参考にすると…

現在使われているドメイン名をトップレベルドメイン(TLD)で分類すると、分野別トップレベルドメイン(gTLD: generic TLD)と国コードトップレベルドメイン(ccTLD: country code TLD)に大別されます。また、これら以外に、ユーザーの登録対象ではありませんが、インターネットインフラ用のTLD(Infrastructure TLD)があります。

ドメイン名の種類

分野別? というわけで、読み勧めると、そこには各gTLDの意味が書かれていました。以下は「世界の誰でも登録可能なgTLD」を抜粋したものです。

  • com     商業組織用
  • net     ネットワーク用
  • org      非営利組織用
  • info     制限なし

ドメイン名の種類>gTLDの分類

( ;゚д゚)))うわぁ!別に、うちは商用サイトじゃないし!!!!なんてこった…ごった煮雑多なWEBに適切なgTLDは、[.org]だったのか!!(まぁ、アフィリエイトはやってるけど…)

というわけで、これから新しく独自ドメインを採る方は、gTLDにもこだわってみたらいかがでしょうか。うちは今更、流石に変えられませんが…これ以上、商業組織でもないのに、.comドメインが増えるのもなんだかね(自分のことを棚にあげてw)。いっそのこと、少し高いお金を払って、[jp]使うのもいいかもしれませんね。

初稿 2006-01-24