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それでも人生にイエスと言う

もう、ただの日記だに

私の出産体験記〜7時間のあいだに起こった事〜

子育て 日々是好日

我が子も6ヶ月を迎えたので、忘れないうちに書いておく。長いよ!

出産前日 23時

出産日前日の夜、夫と電話であれやこれやと話をした後、23時から軽く陣痛が始まったような気配。寝る前だった夫に再び電話で連絡を入れ、すでに寝ていたお父さんを起こして0時すぎに病院に向かった。0時前に病院に入ると入院扱いになってお金がかかると助産師さんに言われたためだ。

出産日 0時〜 子宮口 2cm

病院の時間外入り口から、院内に侵入。すぐさま内診。

内診の結果、すでに破水してる。との事。ドバーッじゃなくてちょろちょろ破水なので、子宮の上の方で破水してたんじゃないかということなんだけど、そういえば、さっき夫と電話し終わった後に、ボフッってお腹の上あたりで音がしてたな。そうか、あれ羊膜が弾けたの音だったのかな。その後、急いで病室に移動する。

病室に移動して、ベッドに横になったら、なにやらお腹に器具を取り付けられた。その器具のモニターには数字が表示されてて、お腹の痛みが強まるとその数字も増えていった。なるほど、これは陣痛を計測する機械か。この時は痛い時で50くらいだったかな。

私を運んでくれた父はこの時点ではまだいる。父にペットボトルにストロー取り付けをお願いしたんだけど、

ストローホッパーキャップ ピンク

ストローホッパーキャップ ピンク

「どうやって取り付けるだ?」とか聞いてくる。こっちは痛い痛い中なんだよ。とりあえずトライしてみようぜ。と思いながらも説明しようとしたら、助産師さんが「やります。」と代わりにペットボトルストローをつけてくれた。

そしたらその後、父ってば「お父さんな、もう帰ってもいいか?」って聞いてくる。父、完全にヒヨってる。ちょっと迷ったけど、父に腰さすって!とかお願いするのもなんだしなーと思って「うん。帰っていいよ」って家に帰ってもらった。

出産日 1時〜 子宮口 4cm

私の分娩の担当は、クールな助産師さん(以後クールさん)だった。あんまり話しかけてくれない。特に陣痛初期はクールさんが常に傍についてくれなくて心細い。父を帰したばかりだが、母に来てもらおうか迷った。でも母は明日の朝から仕事があるから、付き添いさせるのは酷だよなー。やはり父でもいいから傍にいてもらったほうが良かったか。とか思い始めた。でも、そんな考えているうちに、どんどん痛みは強くなってきた。

出産日 2時〜 子宮口 6cm

クールさん無口だったけど、一人でいるとしんどいのでできるだけそばに居てもらった。というか離席しようものなら、すぐにビーっと呼び鈴を鳴らして呼んだ(クソ迷惑)。

陣痛の耐え方は人によっていろいろあるとは思うんだけど、私の場合は「肛門をひたすらテニスボールで押さえる」でした。おしりの穴にボールを押さえるのは助産師さんにお願いすることになるから、陣痛が来ると、「あーっ。来る!(痛みが)クルーーーー。お願いします!!」と私が声をかけると、ツカツカと歩いてきて「はい。」とボールを押し当てるクールさん。クールすぎる。

出産日 3時〜6時 子宮口 8cm

気づくといつのまにかクールさんが退席して、にこやかでよく喋る助産師さん(以後、にこやかさん)が登場。この人とはすっごくよく喋った。未だに記憶に残ってる会話は

私「あれ?クールさん、今休憩ですか?」

にこやかさん「そうだよー。って、そんな事情突っ込まれるとはw」

とか

にこやか「わー、すっごく調子いいよー。分娩室入って3時間で、もう子宮口8cmに開いてるよ。すごいすごい!」

私「まじっすか。やたー」

とか

(ふーーーっといきみ逃ししつつも、最後、ンッっていきんじゃってる私)

私「あれ?私、今さっき最後、結構イキんじゃってました?」

にこやか「(笑)あ、まぁ、ちょっとね!でも、ちょっとだけだから大丈夫。大丈夫だけど、まぁイキんじゃってるよねw」

私「それ、だめなんじゃん!」

とまぁ、ひたすら話してた。しゃべると気が紛れて陣痛を耐えることができたので、にこやかさんですごく助かった。

立ち会い出産の話もした。

にこやかさん「ところで、あれ。旦那さん、立会い出産希望だっけ?都内?」

私「いちおーそうです。始発の新幹線で来るって行ってましたけど」

にこやか「わー。そっかー。やばい、旦那さん間に合わないかも。」

私「まじっすか」

にこやか「身長もあるし、陣痛がすごく上手にいなせてるからねー。ヘタしたら4時代には出ちゃう勢いだよこれ。どうしよー。」

私「立会い出産なんてどうでもいいです。産めるもんなら今すぐにでも産みます!!」

にこやか「だよね(笑)」

まぁ、結局4時代には産めなかったんだけどね。その後クールさんが戻ってきて、分娩が始まったのは6時でした。

ここで陣痛を少し振り返ってみる。

陣痛の痛みってよく鼻からスイカ出す。と言われるけど、私から言わせてもらえば「緩急つけられた拷問」だね。

緩急がしんどいの。緩急周期は2分〜3分くらい。つまり、1分気楽になって、1分激痛。1分気楽になって、1分激痛。がひたすら繰り返される。ちなみにこの時の陣痛モニターは痛い時には80とか90とかになってる。一応、陣痛時って脳内麻薬が出てるらしいんだけど、緩の期間があるせいでその分泌が中途半端になってるんじゃないの?もっと垂れ流してほしいよね。拷問だ。

あと、私のお産は深夜に始まったじゃないですか。眠い上に疲労があるからさ、緩の時に一瞬落ちてしまうんだけど、その後に痛みに叩き起こされる。寝させてくれない…拷問だ。

そしてなにより、激痛時、猛烈にいきみたいのにいきめない。これ。「フンッ」って全力でいきみたいのに、いきんじゃダメというこのジレンマ…拷問だ。

ついつい陣痛モニターを見ちゃうのもよくないね。数字による可視化が大切というのはビジネスでの話。お産では痛みの数字化なんて「そろそろ痛い時来るなー」と自己暗示しちゃってもうさ。(ちなみに、この機械はお腹の子の心拍数とかも見てます)

それでも、にこやかさんに言わせると、私は陣痛をうまくやりこなせてたらしいです。いきみ逃しが上手だと。

子宮口10センチの最大にならないと、次のステップ「分娩」に移れないわけだけど、なまじ4時に産めるかも。みたいな期待をもっちゃったもんだから、余計に気が急ってしまって。何度もクールさんを呼び寄せ、子宮口確認をお願いしてた。

その時よくやってたのは

私(陣痛サイクルを5回耐えたら、きっと子宮口広がってるはずだ!)

と目標をもってがんばったよね。んで、5回耐えたあとに、クールさんを呼び寄せて

私「もうそろそろ最大ですか?(ですよね?ねぇ、そうだと言って!)」

クールさん「うーん。まだだねー。」

私「何センチ開きました?」

クールさん「…8センチ」

私「(ガッデム!変わってないじゃん!)」

みたいなことを、その後、2時間くらいやったのかなぁ。5回耐えると10〜15分だから、2時間の間に10回近く進捗確認してもらったことになるね。クールさんごめん。

あと、2センチでまさかの足踏み状態。

子宮口が最大になるまでいきんじゃいけないのは、お股が裂けないようにするためなんだけど、「もう裂けてもいいからさ。とりあえずいきみたいんだよ。いきませてよ。」みたいに若干投げやり感じになってきた私。それを察したのか、クールさんとにこやかさんの二人が力技で子宮口を広げてくれて、なんとか10センチになって分娩に移った。

出産日 6時〜 分娩

はい!今から分娩始まるよーっとなったら、その時乗っていたそのベッドが、助産師さんたちの手で、ウィーン、ガチャ、カチャっとM字開脚用の分娩台にトランスフォームしていった。そして酸素注入の管を鼻に装着。

陣痛フェーズに体力は必要ないけど、分娩は基礎体力がすごく影響する(と思う)。身体の柔軟性、持久力、瞬発力、筋力どれも欠けてる私には、陣痛よりこっちの方が辛かった。

クールさん「もっと、こう、力を抜いてペターンって足を広げてください」

90度しか開脚出来ない私「すいませんっ!これが全開ですっっ!!!(恥)」

クールさん「…そ、そう」

マジ、身体は柔らかくしておいた方がいいです。

先生「はい!今、イキんで!!」

クールさん「イチ!」 私(ふぬーっ!!!)といきむ

にこやかさん「ニィ!」 私(ふぬーっ!!!)といきむ

先生「サンッ!」 私(ぬっ……プシュー)とスカる

私「すみません、三回目!できませんでしたっっ!!!!」

マジ、体力はつけておいた方がいいです。

そんな感じで、分娩は難航してるぽくて、いつのまにか4人体制に。先生(男)がお腹を上から押して、下の見習い先生(女)が、赤ちゃんの頭を掬い出す。クールさん、にこやかさんがそれをサポートする。という具合でした。

実をいうと、この時どれが陣痛がよく分からなくなって、あれ?いきむの今だっけ?みたいな感じになった時もあった。陣痛の時にいきみ逃しが上手すぎて、いきむのがむしろ下手になってる。

それでも終盤になって、いきみのコツもわかってきたので、いきむタイミングで「今からいきます!!」と、外のサポート部隊につたえたりして、共同作業してた。

で、終わると

私「もう頭出てますか!!?」

と聞くよね。まず。すると

先生(男)「まだ全然だよ!かすりもしてないよ!!」

私「(しょぼーん)」

先生(男)「次行くよ!!頑張って!」

私「は、はい!!」

熱血か!!

そうそう、分娩時にがむしゃらにいきむもんだから、おっぱいぽろりしてたんだけど、それで赤面しちゃう男の先生(推定齢50代)。お腹を押す際に目に入っちゃうのが照れるのか、「ちょっと!ちゃんと着せてあげて」ってにこやかさんに指示出しててワロタ。毎日の様に女の秘部をダイレクトに見てるのに、おっぱいには反応するんですか!

そんなこんなで、出産完了。会陰切開をしたものの、結局避けまくった私のあそこ。

産んだ瞬間の感覚はあまり記憶にない。というか「あれ?もういなくなってるの?ホント?」という感じで、すっきり出しきった感はまるでなかったなぁ。

出産日 7時〜

羊水まみれの我が子にはいタッチ!をしたのもつかの間。あっという間に連れ去られ見えなくなる我が子、その後は、4人くらいに囲まれて、点滴をうたれたり、血圧測ったり、胎盤出すためにまた子宮をもぞもぞされたり。

そして避けた部分の縫合。これが地味にキツかった。

いつ終わるかいつ終わるかと思って「今、何割くらい縫えてます?もう8割くらいですかね?」っていうこちらの質問に「まだ3分の1も、いってないよ。」って回答された時は絶望したね。

まぁ、暇だったので、その時間に夫とお父さんに「産まれたよ!」とLINEで伝えた。すると「え!?今、新幹線に乗ったところだよ!!」と夫。ごめん。

出産体験のまとめ

初産にしては7時間で短い方でしたね。たぶん順調だったんだろうけど、一人きりでは産める気はしないなぁ。折々で随分助けてもらった気がする。ホント皆様に感謝。

出産の過程には、陣痛→分娩→産んだ後の処理…とあって、なんだかんだで産んだ後の処理が一番辛いってよく言われますけど、一番直前の記憶だから印象に残るだけかと。実際はそれぞれがそれぞれで痛いです。全く別物だから比べることもできない。

母から「産んだ直後に赤ちゃんの顔を見たら、痛かったことなんて忘れるよ」とは言われましたが、そんなことはなく、産んだ直後しばらくは「2人目はもういいかな…。」とか思っちゃいましたね。でも、ほんとうに不思議なんですけど、6ヶ月経った今現在は2人目に関してすごい前向きです。痛みを忘れたわけじゃないんだぜ?こんな風に、未だに記憶鮮明だぜ?それでも、そう思えるんですよねぇ。

産後入院中に他の新米ママさん方と、出産体験談義をしたんだけど、私が陣痛の最中とか縫ってる間にLINEした事を話したら「すごーい。そんな余裕なかったよ」と言われた。あれ?そういうもんなのかな。

というか、私、全体的に進捗聞き過ぎだわw

「進捗どうですか!」

聞く時は大体進んでないので、聞かない方がいいです。

※この話は体験記なんで、陣痛を乗り切るコツとかは書いてなくてごめんなさい。