闘病中のインコを守るために安定した30℃以上の保温環境をつくる
10月にPBFD発症が確認されて、闘病生活を送ってるモアちゃんなんだけど、彼女の病床作りでかなり試行錯誤し、ようやく、最も安定してるのでないかと思われるレベルまでたどり着きました。少しでも闘病中の鳥たちの役に立てればと思い、その作り方を共有します。
鳥飼いには周知かもですが、弱っている鳥に行う対策として最優先すべき事は保温です。保温についてはこちらの記事が参考になりますので、ぜひ一読を。
試行錯誤の様子
はじめはこんな感じから始まり…
でも、十分じゃないので、こんな風に保温対策としてビニルカバーしてみたり
上のキャリーだと顔を押し付けたりして、顔がハゲになるレベルで全力で嫌がるのと、やっぱり一匹はさみしいのではないかと思って、Ferplast カント ブラック を使って、こんな風にしてみたり。
(注:本当はPBFDウイルスを保有しているインコは、ほかのインコと一緒にしてはいけません。このとき先住のチャチャ♀(右側)にもPBFDウイルスが既に移っている分かっていたので、カゴを一緒にしているだけです)
発症してないチャチャまで保温すると、安定した環境により発情して体力を消耗する→PBFDを発症する危険があるとのことで、モアのいる半分だけビニールをかぶせるという風にしたり。
とこんな風に、いろいろ試したんですが、やはり普通の鳥かごカスタマイズだと、かごが広すぎて温度環境にムラができてしまう。モアも女の子なんだけど、女の子の場合、巣作り欲求とかで地面をガサゴソするのね。で、ほら、温かい空気って、上に行くじゃないですか?止まり木がある場所付近は温かいんだけど、地面近くはやっぱり寒い。でもメスの習性をやめてくれないのです。
んで、大雪の降る2月中の驚異的な寒さによって、やっと30gまで増えたモアの体重が26gに逆戻りしてしまいました。これはいかん!ということでこれまで避けてた水槽で作った環境がこちら。
結果、水槽最強でした。
基本の材料と作り方
使ってる水槽はこれ
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ペットヒーターはこちら(40W)
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温度管理はは虫類用のサーモスタットで
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地べたはつらそうなので、止まり木を設置したいんだけど、ガラス水槽のサイドに引っ掛けるのとか無理ぽ。で、普通のカゴの時に使ってた止まり木を箱に対して入るように斜めに置くのだけど、その時に工夫をする。
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ちょっとだけ木が浮けばそれで十分なので、こんな風に洗濯バサミでねじ部分を挟んで台みたいにして使ってます。
餌入れはプラスチックの餌入れだと軽くて、インコが縁に乗っかった時に、餌入れがひっくりかえってしまうので陶器の餌入れを使う
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これは連結タイプだけど、水入れと餌入れ別々の容器で買ってもいいかも。そっちの方が掃除しやすいかな?
保温が不安な場合は、上蓋にタオルをかければ大丈夫。
狭い中でストレスなので遊び道具を
ブランコはもともと鳥かごのFerplast バリ ゴールドについてたものを使ってます。小さめのブランコ。これに、輪ゴム2本と針金(ラッピング・タイというらしい)でこんな感じに設置。
一人寂しいと思うので、おもむろにペンギンを置く。
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つり下げ式のちいさなおもちゃに関してはこちらの記事も参考になります。
以上です。Amazonで一式揃います。そろえるまでに結構いろんなものを無駄にかってしまったので、ご参考まで。
まだ始めて一週間ですが、モアの体重も徐々に戻ってきて、現在28g。がんばれ〜!これから恋の季節が始まるけど、メスにとってはかなり体力消耗する時期らしいので、体調管理がんばります。