それでも人生にイエスと言う

もう、ただの日記だに

漫画「君に届け」椎名軽穂

久しぶりに少女漫画トキメキがほしい!!ということで、ずっと気になっていた漫画ですが、いろんな方にいろんな形で勧められたのでついに読みました。で、しょっぱなepisode0から泣いてました(早すぎる)。

今、発売されている11巻まで一気に読みましたが、涙のピークはやはり2巻の、爽子×やのちん×ちづの友情を育むエピソードです。なんか2巻では、自分ずっと泣いてた気がする。この時、爽子がんばったよなぁ。うんうん。

さわこがねー、本当にピュアなんですよね。あと、すっごいまっすぐ。あと、周りにいる人たちもほんといい人達。たぶん、さわこ単体で泣けるというより、周りの人の優しさに、さわこと一緒になって感動しちゃうんだよね。「わかってもらえてよかったね」って思ってしまう。

ところで、この時、『私は断然くるみちゃん派!!! さわこは私的にはまじありえない。。。(略)』という@nanasisnahoの発言を受けて、なぜそこまで、爽子を嫌うのかなー。とかぼんやり思ってたんだけど、8巻まで読み進めて、その気持ちがちょっとわかりました。

8巻の風早くんとのすれ違いっぷりは、サワコが鈍いからって許されるレベルじゃねーなと思いますよね。ちづが「鈍さになれるな!」、くるみが「私はちゃんと伝えた!」とさわこを叱りますが、二人ともごもっともな意見です。

ただ、この物語のいいところは、基本的に悪人がいないところだったりするので、さわこがここまで鈍くないと、ドラマにすらならだろーなとも思ってしまうわけで。悪人がいないから、安心して読めるんだけど、その分、じれったいというかイライラもちょっぴり。 つーか、11巻の時点で、風早×さわこの二人くっついちゃってるのに、どうやって話を展開させるんだろう。ついにえげつない悪人が登場するのか!?(ドキドキ)

当初、トキメキ目的で読み始めたこの漫画ですが、今や、恋愛面というより、爽子×やのちん×ちづのトリオを見るのが一番の目的です。そして、風早くんには全然ときめきませんでした(爆)。彼、愛情表現がまっとうにストレートすぎんのかなー。もうすこし、不器用だと私好みなんですが。別に風早くんって不器用じゃないもんね(さわこが鈍すぎるだけで)。あと、風早君が、どうしてさわこを好きなのかもいまいちピンと来てないのも理由かも。私の好みは「こどちゃ」の羽山だったりするので、まぁそもそもが違うか。

ところで…ここからはものすごい余談なんだけど、

なーんか、くるみちゃんを見ていると、

ガロ系作家の神田森莉を思い出すんだよね。

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くるみちゃんふわふわでかわいいのにごめん。

主人公さわこの設定って、微妙に「ヤマトナデシコ七変化(講談社コミックスフレンド B)」とも思うのでした。設定が似ていても、こうも変わるもんだなー。